初めてのレースMAX10SUGO3時間耐久
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| レース前の心構え ここまでトントン拍子でレース参戦が進んできた。これを読んで、それならひとつ俺もレース初めてみようかなあと思っている方に。確かにある程度の資金と仲間がいれば割と簡単にレース参戦は可能。しかし、そこにはリスクがあることを忘れないで欲しい。私はレースを始める前に小説やマンガを読んでレースはタイムの速いライダーが勝つと思い込んでいた。しかし現実には最初にチェッカーフラッグを受けたライダーがレースの勝者なのだ。タイムアタックで最速タイムをたたき出して、スターティンググリッドが1番でもレースに勝つとは限らない。レースはタイムアタックではなく他のライダーとの真剣勝負なのだ。公道と違って対向車も歩行者も信号もないが、バックミラーも通行区分もない。サーキットでは速い人優先という決まりがある。遅いライダーは速いライダーの邪魔をしてはならない。コーナーポストからも青旗が振られ、遅いライダーに対して、後から速いライダーが来ていることを知らせる。なぜこんなことをするかと言えば、遅いライダーが急に走行ラインを変えたりすると速いライダーと接触する危険性があるからだ。 しかし、ここで問題なのが、下手なライダーほどラインが安定しないということ。サーキットにはレコードラインと呼ばれる最も早いタイムが出せるラインある。あんなに道幅の広いサーキットだが、レコードラインは30cmほどしかないらしい。レコードラインといっても白線が引いてあるわけではないので、素人にはどこなんだかさっぱり分からない。知らずにレコードラインをタラタラ走っていると、速いマシンのラインを邪魔していることになる。かといってあまりにもレコードラインから外れていると後のライダーがこのライダーはどこを走るのか予想ができずに抜きにくくなる。走行会や練習走行では、危険な追い越しをするライダーは少ないが、レースなればとにかく1/100秒でも速く走って前のライダーを抜いて抜いて抜きまくるという姿勢こそ正しい。ということで、自分が絶対に転倒しない自信があっても常に事故がおこる可能性がある。 敷居が低く誰でも参加できるレースで、予選がなく全員決勝に残れる。これだけ読むと初心者向きと思えるが、予選落ちがなければ通常はタイム的にありえない組み合わせのライダーが同じサーキットを走ることになる。スプリントレースは10周以下で終わってしまうことが多いので、周回遅れになって抜かれることは1回か2回である。これが耐久レースになると1人の走行時間は例えば30分×2=60分と長くなるため、遅い選手はほとんど他の選手全員に何度も抜かれることになる。これはかなり危険なことだ。SUGOは筑波よりも直線距離が長く高速サーキットなので、最高速度もアベレージも高くなり、さらに危険性はアップする。 私が「DE耐!」に参加したときは150台のマシンがサーキットの中を走った。さらにこのレースはライセンス不要で参加できるため、サーキットでは絶対に従わなければならないフラッグ無視、走行中にパーツを落とす、強引な追い越しなどが見受けられ、優勝候補の選手が転倒でリタイアしていった。このように敷居の低いレースが必ずしも安全とは限らないのだ。むしろ危険なこともある。これは走行会の初心者クラスの方が転倒や事故が多いことにも通じるだろう。今回参加するMAX10のレギュレーションにも告知というページが設けられ、ストレート/各コーナーにおいて、故意/意図的なフロック、幅寄せ、背後からの強引なイン側への進入、ゴール前での蛇行など危険行為の禁止。フラッグ無視におけるペナルティー制度、警告2回で出場停止1回など厳しい措置が設けられている。これらの事項が追加されたのは過去にそのような行為があったからだからだ。ここには「怪我と弁当は自分持ち」とも書かれている。その意味はどんな原因で転倒して怪我をしてもマシンを壊しても、相手に損害を請求することなく責任は自分でとりましょうということだ。 私は自営業なので、もし転倒して骨折して一ヶ月仕事を休んでも、持ちこたえることができるが会社勤めの場合なら、最悪、解雇されてしまうかもしれない。ドゥカティは丸パイプを組み合わせた柔らかく軽いフレームがウリだが、これは衝撃に弱く、転倒が原因でフレームが曲がって、一発でマシンが廃車になるかもしれない。骨折ぐらいならいいがもしかしたら死んでしまうかもしれない。走行会でもサーキットを走るときは誓約書にサインしなければならない。そこにはいかなる原因で事故が起こってもサーキットにその責任を求めないことに同意するように書かれている。 当たり前のことだが、レースはハイリスクなスポーツもしくは、あそびなのだ。ハイリターンが得られるかどうかは人によって違う。その事をもう一度考えて欲しい。 私の場合は、危険度が高ければ快感も高いだろうと思っているので、無謀にも初めてのレースにSUGOの3時間耐久を選んでしまったのだ。それなりの覚悟はあったのだが、練習走行で早くもそれが間違っていることに気付かされた。 続きを読む |
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