初めてのレースMAX10SUGO3時間耐久
練習走行開始!

ブレーキをかけないこと…

さて話を戻して、いよいよ練習走行開始。一度も走ったことのないサーキットでいきなりレースというのは、いくら何でも無謀なので、前日に4本設けられた練習走行を見逃す手はない。まず、レースをやるにはコースを覚える必要がある。どんなコースかと言えばこれがコース図。でもってバイクが走っている動画がコレだ。コレ見たら思い出した。みなさんコース図を見た感じどうだろう? 意外と単純に見えるだろうか。確かに教習所の卒業検定のコースを覚えるよりは簡単である。コースが頭に入ったら、次はどのコーナーを何速で走るかを覚える。それからブレーキングポイント。例えば200m看板が見えたらブレーキングするとか。そしてライン取り。どこから入っていつインについて、いつアウトにいくのか。今回は水が流れていたので、どの水は無視して、どれは気を付けるのかもたまさんに教えてもらった。こんな時に走り慣れている人がいると非常に心強い。普通ならライン取りとかブレーキングポイントとかは自分で、探りながら決めていくものなのだから。ここでたまさんに教えてもらった一番大事なことは、

「2コーナーを抜けたら、2コーナーと3コーナーで絶対ブレーキかけないでください。ここはみんなアクセルワークだけで走るのでブレーキングすると後から追突されます」

「えーと、ブレーキかけないのね、あそう」って普段やってないよそんなこと〜 たまさんによればミニバイクで走る場合はSUGOでブレーキングするのは一カ所だけだという。うーん、レベルが高すぎてアドバイスが実践不可能。1コーナーと2コーナーは、ひとつのコーナーとして捉えてクリッピングポイントを2つのコーナーの真ん中に持ってくる。1コーナーはアウト・インのラインで、コースの真ん中から2コーナーのインへ。3コーナーは下りで左に曲がる。しかもブラインドコーナーだ。しかもウエットコンデションではコース上に川ができやすい。実はここで悲劇が起こるのだが、それはもう少し先の話。3コーナーをうまく抜けるためには2コーナーの出口のラインをアウトに取りすぎないことだ。次のヘアピンはやや登りで、インの縁石をなめるようにトラクションをかけながら立ち上がるとS字カーブ、確かこの先のハイポイントコーナーもノーブレーキで、ここから下りになる。レインボーコーナーでは慎重に減速してアウトの縁石に注意しながら、最もスピードが乗るバックストレッチへ、200m看板が見えたらブレーキングして馬の背、ここはわずかに右に曲がっている。立ち上がったら加速してSPコーナーへ。SPインとSPアウトからなるコーナーで、ここもノーブレーキでアクセルオンオフを使ってイン側の縁石をカットするように素早く切り返す。110Rコーナーを勾配が急でバンクしながらインをキープ。シケインに備えてセンターよりに走り、ブラインドで突然シケインの入口が右側に現れる。このシケインが最大のくせもので、ゴールラインまで登り勾配10%ある。ここの走り方はゆーたさんでも、よく分からないと言っているくらい難しい。とにかくここで落ちたスピードを150R、250Rで取り戻してダンロップブリッジをくぐってメインスタンド前のストレートを全開で抜けなければならない。

というふうに書いてみたが、これはあくまでも理想であって、この通りには私は走れません。問題山積みなのだが、とにかく手っ取り早くタイムアップするには、少しでも全開の時間を長くすること。つまり簡単なストレートを全開で走る時間を長くすればいいのだ。残念なことにSUGOにはPラップなどの計測器を使うための磁石がコースに埋まっていないため自分でタイムをチェックできない。ピットクルーが出すサインボードが頼りだ。といってもサインボードなんかいままで見たことないから、沢山出ているサインボードをちらっと見て、自分のチームのボードがどれだか認識するだけでも大変なのである。これって動体視力が要求されるのかなあ〜 しかもみんな黒地に白文字なので分かりにくいんだよね。ということでタイムとか見る余裕がないため練習走行ではサインボード出してもらっていません。話を戻すと、シケインを抜けてからの加速と1コーナーのブレーキングポイントを遅らせる。この2点がまず問題。練習走行を見ていた臼井さんには「GONチャンストレート遅すぎ、ツーリングじゃないんだから」と厳しいお言葉をいただく。えーと、言い訳すると私のマシンはスプロケを加速重視にしているのでSUGOのストレートだと吹けきってしまう。じゃあもっとロングにすればいいじゃんと思われるだろうが、ヘタレなので加速重視にしておかないとコーナーの立ち上がりが遅くなってしまう。SUGOのストレートは2カ所しかない。あとは全部コーナーである。しかもストレートなら水冷のマシンがどうせ圧倒的に速いのだ。ということでM944R evoは加速重視のセッテイングになっている。インジェクションモデルなので吹けきるとレブリミッターが効いて燃料がカットされるためアクセル開けると減速するという事態が発生する。つまりレーシングFCUのレブリミット9500回転以上は絶対回してはいけないのだ。これがお洒落なデジタル式タコメーターだと意外に分かりにくいのだ。タイミングライトがあるので、それを見ることにした。シケインを抜けてからとにかくすぐにアクセルを開けるようにするとストレートのスピードはだんだん速くなってきた。多分200kmぐらい。これで200m看板が見えたらブレーキングなのだが、トップスピードが遅いため、たまさんからもっと手前まで我慢してブレーキングしても全然大丈夫というアドバイスをいただく。

全然大丈夫なのかもしれないが、3コーナーはノーブレーキが気になってつい減速しすぎてしまう。私はもちろんいままでにヒザスリしたことないので、バンク角が浅くコーナーリング速度も遅い。あとアップハンドルなのですぐに上体が起きてしまい中野氏に白バイ乗りと言われるのだ。このときばかりはセパハンがうらやましい、とすぐに自分以外に速く走れない原因を転嫁しそうになる… 練習走行30分×2本のおかげで、ようやくSUGOのコースが頭に入ってきた。練習走行日がなければ、楽天家の私もこのレース参戦はやめようと思っていた。っていうか今の状態でもレースに出ることは充分おこがましいのであるが…

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