初めてのレースMAX10SUGO3時間耐久
決勝レース!!!

シグナルが消えた

ポカポカと温かい日になった。いよいよ決勝レースの時間が近づいた。と書くとカッコイイが予選落ちなしなのでエントリーすれば誰でも決勝レースに出られるのだ。たいちょうの作戦では1人30分×2を走る予定だ。60分を走るのは大変だし給油のことを考えると30分ずつ走る作戦になった。勝ちにこだわるならピット回数を減らした方が有利なのだが、レース初参加の私がいるのでここは安全策をとることに決定。そしてスタートライダーは私が立候補した。その理由は一番遅いライダーなので後の方で出てくると、たいちょうや兎澤さんが上げていった順位をどんどん下げることになり、応援してくださる方のテンションが下がるに違いないと思ったからだ。それにグリッドの最後尾からのスタートなので、1コーナーの突っ込みで事故が起こる可能性も低いとふんだからだ。もちろん、最後尾からゆっくりスタートする気はなく、マシンの性能を生かして少しぐらいは順位を上げられるのではないかとも考えていた。結局、たまさんの配慮で、最後も走らせてもらいチェッカーを受けたので耐久レースのおいしいとこどりになってしまい、他のライダーの方には申し訳ないと思っている。まあ、私と組むという時点でかなりボランティア精神を発揮してくれているわけなので、今回は皆さんの好意に甘えて、おいしい思いをさせてもらった。たいちょうのアドバイスでレース前に体を温めるためパドックを走り回ったりしたのだが、予定よりもスタートの時間が遅れて、その効果が得られたかどうかは不明…

いよいよ、スターティンググリッドに並ぶ。スタートはもちろん初めて。その手順は
1.コースイン、サイティングラップを行い、各車指定のグリッドにつく
サイティングラップというのは決勝スタート直前に全車で1周することで、コース状況とマシンの確認を行うために走る。そして、このあとでピットクルーが指示してくれる指定グリッドに並ぶわけだ。

2.選手紹介、エンジンスタート、フォーメーションラップ、グリッドにつく
ここでまたまたコースを1周する。ペースカーが入って一列で走り追い越し禁止である。もう一度グリッドについて今度こそスタートである。

3.エンジンをかけたまま待機、シグナル点灯、ブラックアウトでスタート
いよいよエンジンをかけてシグナルを待つ。レーシングFCUに交換してあるのでアイドリングしない。空ぶかしをしながら回転が下がらないように注意する。スタートでエンストすると超カッコワルイの気を付けなければならない。街の信号と違って青になったら進めでなく、点灯しているシグナルが徐々に消えて全部消えたらスタートとなっている。私はスタートの練習、全くやっていないのでウイリーを恐れつつクラッチをミートしたら全開の気迫でシグナルを注視する。グリッドにはエンジン音がとどろきようやくレースらしい雰囲気になった。

そして全車、一斉にスタート。私は最後尾からなので前がよく見える。ウーン、直線だけどそんなに簡単に抜けないことが判明。しかし、直線で抜かなくては。コーナーで抜くなんて絶対無理なのだから。自分の順位は分からないがとにかくビリまたはビリ3ぐらいなので後を気にせずに練習走行と同じラインを走る。そのうち周回遅れになって超速いマシンにビシッと抜かれることになるので、変なライン変更をしないように気を付けなければならない。たまさんのアドバイス通りにブレーキを使わないコーナーではアクセルワークだけで走る。バックストレートはタイムの稼ぎどころなので迷わず全開。しかし、馬の背手前では早めにブレーキング。っていうか早めすぎるなこりゃ。SPコーナーでもノーブレーキの予定だったが、これは全く無理なのですぐに諦める。110Rコーナーでインに付きすぎないようにしつつアクセルを開ける。シケインの入口はこの時点では全然、見えないので目印を決めてブレーキングして右にバンクする。ここの走り方が安定しないのでもし他のマシンと接触するならシケインと思った。しかし、他のマシンだって曲がるのにせいいっぱいだし、かなり速度が遅いのでここでからむ可能性は少ないだろう。シケインの出口でバンクしたままアクセルを開けていかないとメインスタンド前のストレートでスピードが乗らない。なんといってもここから上り坂なのである。最初はアクセルの開け方が甘かったのでストレートで吹けきってしまいスプロケの枚数があっていないのかと思ったのだが、乗り方が悪かっただけなのだ。それに水冷マシンとは圧倒的な速度差があるのでどっちにしろストレートではバンバン抜かれてしまうのである。

もう一つ初めての物それがサインボードである。レースには欠かせないアイテムなのだが、これがなかなか見つけにくい。サインボード自体は見えるのだが、たくさん出ているので自分のチームのボードを探すのがやっかいなのである。基本的には自分のチームのマシンが近付いたら出して、行き過ぎたら引っ込めることになっているため耐久レースの方がマシンが被らずに見やすいはず。何周か走るとようやく自分のチームのサインボードが分かってきた。スプリントならサインを見落としてもゴールできるが、耐久レースはライダー交代のサインが出るのでこれを見落としてはならない。バイク好き@横浜さんに、コントロールタワーに時計があって、減算式になっているので、その時間を見て30分走ったら戻ってくればいいという裏技も教わった。

幸いレッドフラッグが振られることもなく、無事30分の走行時間が終わった。サインボードにもあと3周、2周、1周、ピットインのサインが出て最終コーナーからインベタで走り、後方確認、合図を出してピットロードに進入する。ここから制限時速60km以下で走らなくてはならない。自分のピットの前まで来るとクルーが迎えてくれる。レーサー仕様のマシンはサイドスタンドを外してあるので、誰かが支えていないとマシンが倒れてしまうのだ。30分の走行は緊張しているせいか意外に疲れていない。多分、これが夏の炎天下だと倒れ込むようにツナギを抜いて子供用プールに入ったりするのだろうが。冬なので極めて快適である。

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