初めてのレースMAX10SUGO3時間耐久
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| サーキットではライダーが主役 最後尾からスタートした「TeamMonsterMagazine」もたいちょうと兎澤さんの活躍によって24台中19位まで順位を上げてきた。耐久レースは何時間も走っている間に差が開いてしまうので、いくらたいちょうが速くてもそう簡単に順位は上げられない。しかも兎澤さんは、この時点では分からなかったが手首の骨にひびが入ってたにも関わらず、レースに参加してくれた。しかも絶好調だった自分のマシンではなく、たいちょうのマシンでの参加だった。「これ乗りにくいね〜」と言いながら華麗なフォームで周回を重ねた。計画では兎澤さんが最終ライダーだったのだが、チェッカー受けてからのウイニングランをレース初体験の私に味合わせてくれるという粋な計らいから、最後の10分だけ走ることになった。 とても嬉しいことなのだが、ここまで来て順位を落とすわけにはいかないというプレッシャーを感じつつ夕暮れ迫るサーキットを再び走ることになった。MAX10に参加できるマシンは外車でツインまでと決まっているので、M900Sよりも旧車になるF1とかF4とかBMWなんかも走っている。これらのマシンにもし抜かれてもストレートかバックストレートで抜き返せる可能性はある。そんなことを考えながらコースインした。予想通りBMW R90にハイポイントコーナーで抜かれてバックストレートで抜き返す、シケインで追いつかれてストレートで引き離すという展開になった。いま思えばこれが唯一のレースっぽい展開で、あとは一人旅で後からスパッと抜かれるだけであった。この点でははからずしも臼井さんが言った「走行会みたいなもんだから…」と言葉に間違いはなかったわけだ。えーとオーバテイクとかサイドバイサイドとかの熱いバトルとか期待していたみなさん、申し訳ない! コントロールタワーの時計がレース終了が近いことを刻々と告げる。そして、遂にチェッカーフラッグが振られる。チェッカーを受けてピットに戻ってくるまでの1周がウイニングランである。監視ポストにいたスタッフが出てきて手に持っているフラッグを旋回させてライダーを慰労する。ライダーはそれに応えて手を振って感謝の意を示す。これはピットクルーも応援団も味わえないライダーだけの特権だ。コースの両側でクルクル回るフラッグを見ながら、ゆっくりと走る瞬間、誰もがヒーローになった気分を味わえる。MotoGPだとセンタースタンド前で選手が華麗なウイリーを見せながら観客を魅了するのだが、そういうのは無理なので、(多分、このレースで優勝したライダーでも無理だと思うけど)フラッグを見ながらしみじみと完走気分を味わう。 入賞したライダーは表彰台とか車検とかあるのだが、私にはいっさい関係ないのでピットロードからサーキットを抜けて自分のピットの方へ向かう。みんなが出迎えてくれる。これも最高の瞬間だ。まさしくサーキットではライダーが主役という言葉を体感できる。こうして無事に初体験の耐久レースは終了した。最終的な結果は、83周、ラップタイム3時間03分13.690 13Laps。最高ラップタイムは1分49秒699。これはたいちょうが出したのだが、本人はもっと速かったと言っている。順位は19位で、完走22台。チームイワキはベストラップを出しながら岩城滉一が転倒したためリタイアした。 ミーティングルームに集合して表彰式。「TeamMonsterMagazine」は奇しくも「ファイナルグリッド賞」を受賞した。賞品の缶ビールは早速スタッフで分配。表彰式が終わったら素早く撤収モードに入る。今晩は泊まらずに一路、東京を目指して走るのだ(私は運転しないけど)。こうして初めてのレースはすべて終わった。臼井さんの誘惑に乗った形で参戦を決めたレースだが、多くの仲間の助けがなければ出場することはできなかった。レースに勝つためには優秀なマシンが必要なのかもしれないが、レースを楽しむためには一人でも多くの仲間を集めることが大切だ。それには仲間がレースに出るときは何らかの形で手伝う。こうしてお互いに信頼関係を築いていかなければならない。今回は初めてということでおいしいとこどりだったが、いつもそういう訳にはいかない。 今回の耐久レースで、レースの気分を味わうことができたが、実際には他のマシンと競り合うことはほとんどなかった。原因は自分が遅いので仕方がないが、今年はもっとタイムの近いライダー同士で競い合うMAX15にぜひ参戦してみたいと思っている。これは筑波のラップタイムが1分15秒前後ライダー向けのレースで、1分15秒に最も近いタイムを出した選手が優勝というレースだ。私の筑波のタイムは現在、1分21秒なので、もう少し詰めれば表彰台も夢じゃないと、思っている。 というわけで、みなさん今年もよろしくお願いします。 |
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