POINT OF NO-TARIN |
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| 苫小牧に着くフェリーの到着時間は午後1時半と何とも中途半端だ。フェリーの中ではランちゃんと知り合いになったが、ハンドルネームに反してイケメンの男性。上富良野と稚内の「みどり湯」を目指すという。話してみるとどうもシゲさんと稚内で会っていることが判明。「日の出オートキャンプ場」に彼がいることを教えた。 高速を使えば、積丹の神威岬経由で一気に上富良野まで走ることも出来るが、北海道に最初からそんなハイペースは似合わない。とりあえず昨年も泊まった「道営野塚野営場」を目的地に決め走り出す。積丹岬経由で夕方に野営場に到着。地元で人気のキャンプ場のためすでにテントで一杯だ。道内の人間はキャンプ好きで短い夏を貪欲に楽しむ。しかもカップルでも、どでかいファミリーテントを張るのだ。ライダーはコンパクトなテントを好むため、そんなテントの集まった一角が自然とできる。 そんな場所の引力に引かれて俺もザックを下ろした。すると目の前のテントから出てきたのが女の子だ。博多に住んでいて6月27日に出発して自走で大間まで、そしてフェリーで函館から北海道入り。愛車は何と郵便カブ。つまり下道で九州から走ってきたのだ。これは旅の最初からLipperよりヘビーなライダーに出会ってしまったようだ。彼女の滞在予定は秋まで。資金がないので二ヶ月は農家でバイトするそうだ。俺の滞在予定を聞くと「来週には帰っちゃうんですね」と言われた。 |
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