M944補完計画、完成度40%

久々にPowerhouseから連絡があった、タンクを切る計画は
いったいどうなっているのだろうか…

↑全体のデザインがようやく見えてきた。フロントカウルはAの実線で
カットすることも検討中。テールエンドも実線Bでカットしてハイマウン
トタイプのテールランプを取り付ける可能性がある
↑マフラーはすでにゲットして加工中だが、エンドの部分は楕円を押しつぶした形になる予定
↑ばらされた新品のエキパイとマフラー。このあとどう溶接するのか?
↑アップハンドルにこだわり、ハンド
ルはこれをそのまま使う
←どこかで見たような
気がするシートは996
のものを流用。といっ
てもベースから作り直
さなくては装着できな
いのだ。
↑フロントから見ると、かなり
カウルにボリューム感があることが
分かる。これで高速道路もラクチン
で走れそうだ
久々にPowerhouseから連絡があった。予定ではステップの位置決めのはずだったが…
ところがどっこい、そんなに甘くはなかった。ようやくフロントとリアのカウルを仮付けして、デザインをどうするか決めるという段階だった。しかし、これは非常に重要な段階で、これ以降は後戻りできない。家と同じで、建て始めてから仕様変更はできないのだ。

まず一目見て思ったことは、リアカウルがデカイ! しかしセンターにマフラーを1本出しするためには、これくらいのボリュームが必要なのだ。もっとコンパクトの方がカッコはいいが、マフラーの容量が稼げずにエンジンのパワーを100%引き出せなくなってしまう。そこで選ばれたカウルがこれなのだ。塗装でコンパクトな感じを演出することになる。サイドには冷却用のエアインテイクが左右対称に開けられる。前後のウインカーは埋め込み式で、LED製を付けたいと思っている(とりくんよろしく) テール&ブレーキランプは視認性を重視してカウルの上にハイマウントする。FRPを加工して一体感のあるものにする予定だ。

中に入れるマフラーは、市販のモンスター用の2in1を加工する。すでにカットされ、テールエンドも切り落とされていた。ここにポルシェボクスターのような扁平のマフラーカッターを取り付けるのだ。エキパイはこのままでは使えないので、この集合部分のみを活かしてあとはパイプでカーブを決めて溶接して制作する。

シートはウレタンを直に貼ってしまうと厚みの変更ができないため、ベースを作って着脱式とする。これにより
厚みや材質を変えたり、シートカウルのFRPの強度を落とさずに取付が可能になる。現在996のノーマルシートを加工して取り付けることを検討中だ。

タンクはノーマルをカットしてスリムにする予定だったが、実際に切ってみると厚みを削ってノーマルと同じラインを作ることがほぼ不可能であることが判明。モンスターのアイディンティティとも言えるタンクはノーマルを使い、同じく走りを決める重要な要素であるハンドルもアップハンドルを残すことに決定した。この2つを抑えておけば完成してから、SS900ベースの方が良かったのでは?という突っ込みを入れられる心配もないかな。

フロントカウルはノーマルタンクと干渉しなように内側を切り込み、タンクを隠す下の部分をカットするかもしれない。しかし、カットすることによりバランスがくずれ上側にボリュームが出過ぎる恐れがあること、またエアインテークがもったいないとも考えられる。これはどうするかひとまず棚上げ状態。ライトは普通のハロゲンを使いサイドにステイを付けて小型のHIDを左右に付けるという案も出ている。

■これからの作業の流れ
ノーマルタンクを取り付けて、シートカウルとタンクとの接合部を処理して
シートレールを作成して、シートカウルを固定する。エアインテークやテールランプの
取付部分などを加工する。

仮のエンジンを取り付けて、エキパイの取り回しを決めエキパイ作成。
エキパイには必要な箇所にカーボン製のヒートガードを付ける。これは足のため
ではなくエンジン側に付けエキパイの温度管理のために使う。
マフラーとマフラーカッターを作成してカウルの下に収める。
これが完成したらナンバープレート用ステイを作って、ナンバー灯を作成。

フロントカウルのステイを作成してシートカウルに合わせて取付位置を決める。
全体のバランスが決まったら、ステップの位置を決めて、ステップホルダーとステップを作成。
これにあわせてシフトペダル、ブレーキベダルも作成する。

ここまで完成したら、パーツを全て取り外してフレームを塗装する。色の候補はつや消しのブラック。
スイングアームや小物などをバフ掛けに出し、カウル関係も塗装にまわす。

パーツが完成したら、全部を取り付けてあらゆる角度から検討する。
問題がなければ電気系統の配線を済ませる。

外装が完成したら、いよいよエンジンのセッティング。
燃料ポンプをボッシュのハイプレッシャー型に交換して、アクセルレスポンスを向上させる。
パワーコマンダーとベンチテストにより、インジェクションのセッティング。パワーカーブが
決まったら、実際に走ってさらにセッティングを詰める。

ここから先は、まだ聞いていないので不明。恐らくサスペンション関係のセッティングでないかと思われる。
現在の完成度は40%で、ステップの位置決めまでにあと1カ月かかる予定である。

なぜ時間がかかるか分かっていただけただろうか。Powerhouseのポリシーは同じカスタムマシンは作らない。
つまり1台、1台が手探り状態で、常に新しい試みが盛り込まれている。
中野氏のイメージとオーナーのイメージが合致するポイントを探りながら、作業は少しずつ進んでいく。