M944 in FISCO

M944給排気系テスト走行に参加した

←パッと見にはシングルシートが付いているだけなのだが、よく見るとマフラーがない。1本出し?
←しかし、反対側に回ってみてもマフラーはありませんね。どこかに落として来たのでしょうか。
←オッとこんなところに穴が、開いていますね。さらに怪しい弁当箱のような物体が見えますね。これが打倒999を合い言葉に開発された、パワーハウスオリジナル、センター1本出しマフラーなのだ。マフラーだけでなく、エキパイからワンオフ。

膨張室はステンレスの板を溶接して作成。市販のマフラーでは、容積がたりずに中低速トルクが稼げなかったため、シートカウルの空間をめいっぱい使って四角い膨張室を作り上げた。先端部分は乗用車用のマフラーカッターを流用する予定だったが、重量が重すぎて却下。ステンレス管からカウルのカーブに合わせたものを作った。

今回は、この膨張室が熱と排圧でどのようなストレスを受けるかを検証する。

←午前中に1時間走行、そして午後の走行を開始して数周目にクラックが広がり板がはがれかけてきた。危険なので、ここで走行中止。画像ではわかりませんがタテとヨコの溶接部分に沿って割れてきました。
→お約束のパワーコマンダーはノートPCに接続して6000回転から上の燃料を濃くするために活用。
いよいよFISOCにやってきました〜 私がカスタムを依頼しているパワーハウス恒例の走行会です。今回はトランポで参加です。なぜなら、モンキチで走るのではなく、あの昨年11月28日から預けてあるM900S(名前はまだない)の走行テストがあるのです。
しかも、走行枠が2時間もあるので、乗ってもいいよ、という話です。これは何が何でも行かなくてはなりません。
そしてハイカム、ハイコンプ、バランス取りして944ccにボアアップしたエンジンの実力の片鱗に触れてみたい! 
このエンジンを全開にするのにFISCOのストレート以上に適した場所があるだろうか。

まず中野さんが数周走りました。感想は、
「フロントがポンポン浮いちゃう、楽しいバイクだね。回すとガスが薄くて加速が鈍るね。
インジェクションなので8500回転でリミッターが効くけどパワーはまだまだ出そうなので、
なんとかリミッターを外して1万回転まで回したいね。飛ばすなら、もう少しハンドルを下げた方がいいね」

組み上げたばかりのエンジンをリミッターが効くまで回していいのか〜
「でも、回さないとテストにならないからねえ、この走行会で慣らしを終わらせる感じだよね」
ということで、私も早速、試乗しました。まず、一発でエンジンがかかりません。
ハイコンプだからでしょうか、ブフッブフッと言って3回目ぐらいにエンジンがかかりました。
軽くブリッピングしてみると、いままで見たこともない速さでスタックのタコメーターの針が
踊ります。す、すごそう。乾式クラッチをアイドリング近辺でサクッとつなぐと、走ります。
モンキチとは正反対で、2000回転から使えます。っていうか6000回転以上は簡単に回せません。

走り出すとすぐに感じることが、シート高が滅茶苦茶高いことです。これでハンドル下げたら、
いったいどうやって走ればいいのって感じです。
「いやハンドルが高い方が落ち着きないよ、いまだと曲がろうと思っただけで、
クッとバンクするから、今日の路面だとリアがすぐに滑り出しちゃうね」
そうなのです、バックステップでマフラーも上げたので、バンク角が深くなって
どこまでも倒れていくような感じです。これはハッキリ言って恐い!
モンキチの方がハンドルが低くて腰を入れるとバンクするのですが、
944の場合は高い位置に座っているので足元をすくわれるような感じでバンクするために
恐くて曲がれません。これって916系に近いのではと思わせます。

ということで、TSESTというステッカーを作ってゼッケンプレートに貼って、
ゆっくり走ることにしました。セカンドでもサードでもウイリーするエンジンなので、
じわっとしかアクセル開けられません。路面も悪いみたいだし。
メインスタンド前のストレートでも全開にできずに170kmぐらいしか出せませんでした。
なんかハンドルが高くて伏せにくいし、1コーナーのクリッピングを超手前にとっているので、
最高速チャレンジどこでは、ありませんでした。

自分で走っているとは音もよくわかりませんでした。とにかくモンキチより静かですね。
FCRじゃないので、給気音もしません。低速ではかなり静かで、開けると他のマフラーと
同じような音だと思うのですが… エンジンは滑らかで、レスポンスがよくて、これがドカの
エンジンとはにわかに信じがたい感じです。

2回目の走行で中野さんの指示にしたがって、6000回転以上のアクセル全域で燃料を15%濃く
しました。これで上が薄い感じは改善されたそうです。
「10%増量でも足りなかったけど、15%にするといい感じだね。あとはリミッターカットすれば」
ということで、給排気系については問題ないようです。しかし、マフラーにクラックが入りましたが、
「走ってみないとどこが弱いか分からないからねえ。いいんだよ、対策はもう考えてあるよ」
といういことで、走行終了。動画も撮ったのですがストレートなので、早すぎて意味なかったです。

これからの予定は、マフラーに対策して、ステップの位置を決めて、ナンバープレート用のステイなどを
作って、一通り組んだら、バラしてフレームを塗装。その間にカウル関係も塗装。ウインカーやテールランプは
LED化を検討中です。ヘッドライトは999用をパーツで取り寄せて移植するかもしれません。

ということで、今年最後の大イベントは無事終了しました。モンキチから944に乗ってみると、あまりに
クセがないので、どう表現していいのか戸惑います。とくに足回りは全然違います。
でも、今の自分はモンキチの方が乗れている感じがします。