M944 PowerGraph
M944のパワーはどのくらいか?

自分のマシンの出力はどれくらい出ているのか? これは誰でも気になると思う。
特にドカの場合は発表されているスペック自体がイタリアンテイストなので、ほんとはもっと少ないかも。
または、エンジンに当たりはずれがあって、俺のは金曜日の午後に組まれたエンジンかも… など不安は尽きない。
そこで誰もが一度は考えるのがパワーチェックである。

ダイノマシンと呼ばれるバイクが載せられる大きな測定装置にマシンを固定して、実際にエンジンをかけて後輪に
押しつけられたローラーを回すのだ。このデータがパソコンに転送され、いろいろな条件が加味されて、トルクカーブ
パワーカーブなどが出力されるという仕組みになっている。なにぶんプリミティブな装置なので、測り方ひとつで
かなり数値が変わってしまい、四輪の世界では次世代の測定装置が活躍しているという。

しかし、自分のマシンでカスタム以前と以降、点検前と点検後などを測定する分に絶対的な数値に誤差があっても
相対的な変化の度合いは分かるはずである。今回はPowerhouseが測定したM944のデータをノーマルのインジェクション
仕様の00モデルと比べてみた。

まず出力であるが、M944は7000回転から8000回転で85馬力をマークしている。ノーマルから15馬力アップだ!
通常は988ccにボアアップした場合でも80馬力ぐらいという話で、944ccでここまでいったのは過去最高とのこと。
パワーのカーブを見てもノーマルと変わらずに凸凹がなく、きれいに盛り上がっている。これはオリジナルのEX
システムによる効果であり、通常2本出しより最高出力で劣る1本出しで、目覚ましいパワーを出している。

次にトルクであるが、ノーマルとは段違いにパワフルなことが、グラフからも分かる。これがどのギアからでも
不用意にアクセルを開けると、フロントがリフトしてしまう原因なのだ。サーキットでも6000回転まで回せば、
充分に速い、っていうかそれ以上、恐くてストレート以外では開けられない状態である。

これからの目標は、このパワーに負けないサスペンションとフレームを完成させることである。