3.3 G4W 美祢サーキット日帰り撮影実験   <<インターバルTOPに戻る>>

 3.2項でG4Wで近所を走り実験した。
 結果、ブレの原因調査、対策として課題が3つ残った。
  (1)G4Wで晴れた日の国道走行撮影実験
  (2)オートフォーカスか無限大フォーカスか?
  (3)ISO感度を変えてみよう

  この3つの課題を04年4月11日、自宅から高速で約1時間の山口県美祢サーキットへの
  日帰りツーで実験することにした。

  この日のツーは「下道」→「高速」→「ちょい雨」→「下道」→「快晴」→「サーキット走行」→「下道」→「高速」
  と、非常に多くのシチュエーションにあふれ、なかなかよい実験データが蓄積された。

目次(ページ内ジャンプ)
 ■電池と枚数
 ■227枚の分析
 ■まとめ
 ■ISO800での注意点
 ■美祢ツー、インターバル画像紹介


■電池と枚数

 この日の1日でG4Wで撮影した枚数は実に227枚
 インターバル時間は容易に変更できるのでその時の好みにより1分おきや2分おき、4分おきなど
 比較的ツーログとしては「短め」に設定した。(データを収集したかった。てのがホンネ)

 朝8時から15時半まで使用したが途中2時間は電源オフにしておいた。
 12時までは専用電池1個、
 その後は二次電池(充電電池1700mAと少量タイプ)の単三2本×1回で14時ごろまで、
 最後に新品の一次電池(使いきり)単三2本×1回の交換を行ない、使い終わるまでに自宅に着いた。

 普通のツーログで1日に227枚とはちょっと撮り過ぎと思うが、これだけ撮っても「専用電池1本+新品単三
 電池×4本(2回分)」で1日のツーリングはもちそうだ。
 また04年4月1日に発売された「オキシライド電池」を使えば専用電池並の持ちを期待できる。(panasonicニュース

 専用電池1個、または一次電池、二次電池、オキシライドで何枚撮れるか?はそのうち正確に実験して報告したいと思う。


■227枚の分析

 1.国道走行中画像 53枚
 2.高速走行中画像 77枚
 3.サーキット走行中 16枚 (サーキット走行は体験走行であり全開走行ではありません)
 4.その他 93枚 (停止中、トンネル画像、手持ち撮影などは分析サンプルには含まない)

 事前勉強によりブレ対策として単純にシャッター速度をあげればいい。となったが、コンパクトデジカメでは
 シャッター速度をマニュアルで設定できない。
 そこでISO感度をあげることによりデジカ内部のプログラムに無理やりシャッター速度をあげてもらう方法をとった。

表.1 ISO別サンプル枚数  

 快晴   曇り 
総サンプル ISO800 ISO400 ISO125 ←サンプル枚数

ツーレポとして
成功した枚数。→
 ( )内は成功率
ISO800 ISO400 ISO125 TOTAL
国道 53 25 22 24(96%) 6(100%) 14(64%) 44(83%) 国道
高速 65 45 13 20(44%) 12(92%)  6(86%) 38(58%) 高速
サーキット 16 16 16(100%) -- -- 16(100%) サーキット
134 86 19 29 60(70%) 18(95%) 20(69%) 98(73%)


このデータからの考察。
 (1) [曇り]に注目。
     ISO800で国号は96%成功、高速は半分の44%成功 
     同じ曇りでもやはり高速は「ぶれる」ことがわかる。

 (2) [晴れ]に注目。
     国道のISO400では100%、ISO125では64%、
     同じ晴れでもISO125では成功率が下がることがわかる。

 (3) 青いセルに注目
     ISO800は曇りのデータが混ざってるので割愛し、
     ISO400では95%、ISO125では69%、
     これからもやはりISO125では成功率が下がることがわかる。

 (4) 緑のセルに注目
     国道の83%は曇りであるにもかかわらずISO800の効果もあり納得。
     高速はあいかわらず「半分しか使えない」
     サーキットは晴れだったせいもあるが路面がいいのか100%を確保。

 (5) 晴れ・曇り別集計
     曇り全体では63% 、晴れ全体では84%
     単純に「晴れてる方が成功率は高い」と言える。

 (6)晴れてさえいれば・・・
    ISO400モードで国道も高速も90%以上の成功率。
    つまり晴れてさえいればISO800などと普段でも使わない感度は不要。
    ISO400で十分であるのだ。

 しかし、ほんとにこのISO感度調整で思惑通りにシャッタースピードは変化しているのか?
 シャッタースピードの平均を出してみた。

表.2 ISO別シャッター速度の平均値  

 快晴   曇り 
総サンプル ISO800 ISO400 ISO125 ←サンプル枚数

シャッター速度→
(平均値)
ISO800 ISO400 ISO125 TOTAL
国道 53 25 22 1/1250 1/1125 1/455 国道
高速 65 45 13 1/768 1/1402 1/936 高速
サーキット 16 16 1/1965 -- -- サーキット
134 86 19 29


このデータからの考察。

 (1)なるほど、なるほど、ISO400とISO125を比較すればすぐにわかるがISO感度をあげることによって
   明らかにシャッター速度が上がってます。(上がりすぎるほどに(^^;)
 
 (2)ISO800については「曇り」ゆえにシャッター速度が落ちてしまっている。
   しかし晴れのサーキットISO感度はなんとほとんど最高速の1/2000がほとんで1回だけ1/1620があった。
   路面もよく、快晴でしかもISO800にしたことによりシャッター速度は1/2000となり結果サーキット走行の画像
   は100%成功したことが頷ける。
   と、言うことは・・・・・「晴れ」で「ISO800」にしていれば高速道路画像の成功率もサーキット並に跳ね上がる
   だろうと予測される。

 (3)表1の成功率と表2のシャッター速度を見比べると・・・
   シャッター速度が1/1000以上の場合は非常に成功率が高いと言える。
   晴れていても1/500以上が欲しいところだ。高速なら1/900以上が望ましい。


■まとめ

 (1)ISO感度
 表1、表2からG4Wを利用したインターバル撮影のノウハウが見えてきた。

 G4WのISO感度はISO125(オート)、ISO200、ISO400、ISO800 があり、美祢ツーではISO200を
 試さなかったものの、125と400の中間に位置するISO200はありがたい存在と思われる。
 天候と道でのISO設定をまとめてみた。

 表.3 天候と道でのISO感度設定(L的推奨値)

晴れ 曇り
国道 ISO200  ISO400 
高速 ISO400  ISO800 
サーキット ISO400(※)  ISO800 

 ※サーキットは路面がいいので200でもいいと思われる。

 (2)フォーカス
   今回の美祢ツーデータでは全てオートフォーカスを「無限大」に設定した。
   移動点観測ではそのほとんどが風景画であり、絵作りとしての「ボケ」なども不要。
   ならば電池節約にも貢献する「無限大」が一番適切であると結論する。
   実際、この時の画像で「ピントが合ってない」などは皆無であった。

 (3)実は・・・
   実はホワイトバランスでの検証もあるのですが、晴れなら「晴れ」、曇りなら「曇り」
   と設定しておけば間違いないでしょう。
   ただし晴れのくせにわざと「曇り」を選んでプログラムを誤魔化してシャッター速度を
   無理やり稼ぐ方法も可能のようです。
   サーキット走行では実はピーカンの天気だったのにあえて「曇り」を設定した。
   その結果かどうかはわからないがシャッター速度が99% 1/2000になりました。
   時間があればデータを取り検証してみたいと思います。


■ISO800の注意点

   ISO800の弊害としてはデジカメ特有の「ノイズの発生」である。
   簡単にいうと見た目で画像がチラチラしてくる。(「チリチリ」って表現の方がいいかも)
   
   ネットに公開するツーレポの1カットとして300×225(4:3)にリサイズしてもちょっと
   画像が荒いのがおわかりでしょう?(サンプルA)
   これが実際リサイズするまえのナマの大きさだとサンプルBのように見えます。
   とても印刷できるような代物ではありません。

元画質は1280×960でファインモード

A:300×225にリサイズしたISO800 B:ナマ画像より300×225を切り取ったISO800

  ISO125と見比べてみましょう

C:300×225にリサイズしたISO125 D:ナマ画像を300×225で切り取った路面 E:ナマ画像を300×225で切り取った空

 ISO800に比べてその違いは一目瞭然。これなら葉書に印刷しても使えるでしょう。


■美祢ツー、インターバル画像紹介

 136枚全てを公開するのは品がなく無意味と思われるのでそれぞれのパターンで
 適当にチョイスした画像を公開する。
 成功と失敗を取り混ぜたサンプルですがどれが○(成功)でどれが×(使えない)かは
 見た人の判断にまかせます(笑)

表.4 サンプル画像にジャンプ (枠内をクリック)

 快晴   曇り 
ISO800 ISO400 ISO125
国道 25 22
高速 45 13
サーキット 16

美祢走行実験編 終了  (宿題「各電池でのインタバル作動時間検証」「ホワイトバランスでのS速度検証」)


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