GILERA FAQ
GILERA関するデータをここに集結したい

■GILERAはどこの国のどんなメーカーなの?

●GILERAはイタリア最古ののモータサイクルメーカー。Giuseppe Gileraが、1909年に317ccのシン
グルエンジンを設計して、自転車のようなフレームに載せて発売した。4サイクル単気筒のOHVエンジンだった。
1923年には500cc単気筒の『SuperSport』を発売。498.76ccで3800rpmで12bhpの出力が出た。
最高速度は120kmだった。

同じ時期に、Rome,Carlo GianiniとPiero Remorという若手エンジニアが490ccのSHOC4サイクル
4気筒エンジンのプロトタイプを設計した。さらに、GRBの最初の名前を冠したコンパクトなバイク用の
エンジン1928年に開発。6000rpmで28bhpの出力を叩き出した。現在では日本のお家芸ともなっている
並列4気筒エンジンはGILERAによって開発されていたのだ。

1969年にイタリア最大のモータサイクルメーカー、ピアジオ社に買収される。現在はGILERAブランドの
スクーターを発売。日本でも手に入れることができる。

■STURNOはどんなバイクなのですか?

●STURNOのオリジナルは1946年に登場した『Saturno Turismo』である。500cc単気筒で4500rpmで
18bhp、最高速度は120km。STURNOとはSaturnのことで、イタリア語で土星を意味する。
この伝統ある名前を復活させたのが、日本の伊藤忠商事である。Nouvo STURNOは、1987年のミラノショー
においてデビューした。エンジンを設計したのは元フェラーリ社のカリスマエンジニアSandro Colombo、
そしてデザインは日本の若手エンジニア萩原直起である。

ベースになったエンジンは1986年に発表されたビッグシングルのトレールバイクである『Dakota』に搭載
されていた492ccのDOHCエンジンである。コンパクトなカフェレーサーを目指した新生STURNOは、重量
135kgを実現するためにスチールチューブのフレームをワンオフした。

またエキセントリック方式のスイングアームが採用されている。ステップ類はアルミで、セルモーターに加え
キックスターターが付けられた。300mmのフローティングディスクブレーキは、4potゴールドラインの
ブレンボキャリパーを搭載。リアは240mmのディスクでデュアルピストンキャリパーが使われている。
ホーイルはマービックのキャストアロイで3本スポークである。フロント110/70、リア140/70でVRタイプ
のレーシングタイプのタイヤを装着。カラーはイタリアンレッドでホイールも同色に塗られていた。

1988年には日本限定発売だったSTURNOはUKピアジオによって、世界的にも販売を開始した。

■I.O.M TTシリーズってなに?

●STURNOの限定モデルで、マン島TTレースでプロダクションCクラスで平均時速135kmの新記録を樹立した
TTレーサーの市販バージョン。
詳細は下記のようになっている。TTレースには88、89、90年と出走するが完走したのは88年のみだった。

形式 タイプ 車体色 サスペンション 価格
IOM TT1 12色から選択 チュリアーニFフォーク、ホワイトパワーリアサス、STダンパー 165万円
IOM TT2 黒/赤 チュリアーニFフォーク、ホワイトパワーリアサス、STダンパー 158万円
IOM TT3 12色から選択 ノーマル 149万円
IOM TT4 黒/赤 ノーマル 143万円
サルビー GP1 12色から選択 チュリアーニFフォーク、STダンパー 142万円
サルビー GP2 黒/赤 チュリアーニFフォーク、STダンパー 136万円
サルビー GP3 黒/赤 ノーマル 129万円

12色とはSTURNO復活1周年記念に発売されたアニバーサリーモデルのカラーリングで、
イエローパール、ガンメタリック、アクアメタリック、ネイビーメタリック、パールグリーン、パールホワイト、
サンドメタリック、パールブラック、ラベンダーメタリック、ボルドーとなる。350ccと500ccに各10台、
合計240台限定モデルだった。同色のアンダーカウルと高能率ツインマフラーが付く。当時の価格は122万円。

サルビーとは90年にTTレース用に開発されたマシンがベースになり、マフラーが変更され、サイドカバー、
アンダーカウルなどが追加されている。

■STURNOのデザインのルーツはどうなっているの?

1.萩原直紀が、SRのエンジンを使って作ったレーサー。筑波サーキットを1分4秒台で走った。サウンド・オブ・シングルスにも出場した。これがSTURNOの原点である。

2.3.イタリアのGILERA社が87年に提案してきたプロトタイプの一例。基本的なデザインは完成しているため、市販モデルに近い形に見える。

●このようにSTURNOのデザインのルーツは日本にあるといえるだろう。シングルエンジンを選んで作成された、萩原氏の画期的なフレームデザインが、STURNOの骨格を決定つけている。それはカッコがいいだけでなく、速く走るというコンセプトから生まれただけに、無駄がなく見るものを魅了する。

画像は『季刊ビー・スペースNo.1』より引用

■STURNOのアニバーサリーカラーってどんな色だったの
「RIDERS CLUB」1989年、148号に掲載されたアニバーサーリーカラーの全色。これら全てが製造されたわけではなく、オーダーを受けてから塗装したため一部の色は幻のままに終わったららしい。
一番人気のあったのは左ページ上のネイビーブルーだったという。

※クリックすると拡大画像を表示

TOP