944ccエンジン完成

ボアアップされたエンジンが完成した。クランクケースカバーもバフ掛けされ、外見は全く新しいエンジンに見える。

2002年になって初めてパワーハウスを訪れた。
エンジンが完成したので、外装をどのようにするか相談するために中野氏に呼ばれたのだ。今年からシリンダーがブラックになったとの連絡を受け、サンドブラストを依頼。それに合わせてシリンダーヘッドもクリアー塗装を剥がしサンドブラストしてもらった。まだ、サンドブラストが済んでいないカムカバーと比べるとその質感の違いが分かる。

昔から、エンジンはシルバーメタリックが好きだったので、ブラックアウトされたエンジンなんて想像もできない。空冷エンジンのフィンが見えることが、モンスターを選んだ理由の一つである。残念ながら、すでに組み上がってしまったので中身をお見せすることはできないが、60度のハイカムシャフトが組まれ、94φのハイコンプピストンが入れられ、さらに圧縮を上げる加工、燃焼室加工など35項目以上の加工、交換、点検、調整、測定などが重ねられている。

エンジンができたのだから、後は乗せるだけで完成とはいかない。今回は以前から気になっていたシートを何とかしたいからだ。どうせタンデムは考えていないので、シングルシート化を考えている。さらにエキゾーストは、アップタイプが好みなので、ステップをワンオフして限りなくシートに近付けたい。中野氏によれば、ボアアップしたエンジンでよりスピードが出るようになれば、カウルの効果は絶大だという。
私は逆にマスコットカウルなんて外して、さらにネイキッド化を進めたかったのだが、せっかく速いマシンという方向性があるのだから、より効果的なハーフカウルの装着することに決めた。

すると問題になってくるが、タンクである。ハーフカウルにシングルシートとなれば横からのシルエットはフロントから直線的にリアに向かって立ち上がる感じになる。これをスポイルするのが、モンスターのタンクのデザインだ。フロントに向かって緩やかな曲線を描いている。
しかし、このタンクがモンスターらしさを主張する個性のかたまりとも言える。タンクを生かすならネイキッドの方向へ。もしカウルとシングルシートにするなら、タンクも加工または、変更の方向になる。それなら最初からSS900を購入してアップハンドルした方がいいのでは、という思いにかられる。

速さだけを求めるなら、水冷4バルブを購入してネイキッド化するという方法もある。数時間に渡る話し合いの結果、結論は出ず。とりあえずシングルシートとハーフカウルを装着した時点で、タンクをどうするか決めることになった。これらのパーツの完成は2月中旬が予定されている。

果たしてモンスターはほんとうのモンスターに生まれ変わってしまうのだろうか。