ドカに乗るために必要最低限な装備は、ヘルメット、グローブ、ブーツの3点である。しかし、裸でドカに乗るわけにはいかないのでウエアも着なくてはならない。

これが水冷8バルブ系のドカなら問題ない。革ツナギで決まりである。サーキット走行もそのままOK。ファミレスだろうが、土産物屋だろうと堂々とツナギである。
しかし、モンスターの場合はちょっと微妙である。ネイキッドなのだから、ワークブーツにジーンズ。革ジャンにジェットタイプのヘルメットでもいいのではないか。

そう考えると、選択の幅は広がる。しかし、実際問題として私は革ジャンとか持っていないのだ。そしてドカを購入したパワーハウスから神の声があった。

「ドカでツーリングに行くときはジーンズはダメ、必ず革パンツ。それから脊椎パッドを装着してね」そこで私はとりあえず速攻で革パンツを買った。転倒時のダメージ緩和を主眼に置いて、厚めの革を選んだら、スゲー歩きにくい。
階段とか絶対に登りたくない。脊椎パッドも何種類か試着したのだが、どうもしっくりこないのでパスした。

ブーツはハイカットのスニーカーでもいいことにして、これも後回し。後はアウターウエアだけである。
試しに愛用の『シェラデザインズ60/40マウンテンパーカ』を着てみることにした。なかなか渋い。

しかし、この色はドカのイエローに全く合わない。工事現場のおっさんのようである。事実、これにワークブーツを履いて取材に行ったら、食堂のウエイトレスに「どこの現場の方ですか?」と聞かれたことがあった。

実はオレンジのパーカもあるのだ。これを着てちょっと都内を走ってみたら、一発で薄汚れた。都内の排気ガスは強力なのだ。ウエア自体も臭くなった。
やはりドカ専用ウエアを用意する必要がある。次の候補は、ヴィクトリノックスのオイルをしみ込ませたジャケット。やたらポケットがあるので、荷物を持たなくてもこれだけでツーリングに行ける。ハイウェイカードの出し入れも簡単。

欠点は重いこと、デブに見える。首回りと袖口が寒い。まあ許せる範囲である。しかし、脊椎パッドが解決できない。
でライディングウエアの老舗『ペアスロープ』を訪れた。
いきなり革というのも大胆なので、同じデザインの繊維系ウエアを選択。もちろん、超高速タイプのS-265Dである。

脊椎パッド内蔵、自社工場によるワンオフ生産。ライディングポジションに合わせた縫製など素晴らしい特徴に目がくらんだ私は、速攻でカードを出していた。Lサイズはなんと最後の1枚。袖丈はMだが、がっちりした体型なのでLサイズと言われた。これはデブってこと。腹がきついからMは無理ってこと。そう思いながら試着したら、痩せて見える!

これは非常に大事なポイントだ。それでは早速ツーリングで検証したインプレッションをどうぞ。

我々は何を着てドカに乗るべきか?

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