北海道 Touring 2003

全てのライダーの聖地、北海道へ
DUCATIは北を目指す
←クルーザーで、知床岬目指して出発だ〜 遮られるものがないので、すごい風。ジャケットなしでは寒くて船内に逆戻りするしかない
←これが海岸に流れ込む。カムイワッカの滝である。道路が出来る前、登山者は船でここまで運んでもらい、登山を開始したという。こりゃ厳しい
←地元の人もなかなか見られない。ヒグマの親子。黒い石のように見えるのがクマ。望遠レンズがないので、写真はしょぼいが親子合計で4頭のクマが現れ、かなり盛り上がった。クルーザーなら近寄ってくれるのだ
■海から見た知床半島

北海道で好きな所は何処? と聞かれれば、私は富良野と道東と答える。函館付近も捨てがたいが、やっぱり道東は魅力的だ。その魅力が集結している知床半島が、世界遺産に指定されるらしい。知床連山か知床五湖、それともカムイワッカの滝。残念ながら、そうではないらしい。指定されるのは、岩壁なのである。海側からしか見ることの出来ない台岩壁が世界遺産の対象になるのだ。そうと聞いては黙っていられない。観光船に乗って海側から知床半島を眺めてみたいのだ。夕陽の家の女将によれば、大型観光船は、岩肌まで近づけないため小型のクルーザーのツアーに参加する方がいいらしい。

ということで、何隻かあるクルーザーの中から選んだのは、ウトロ観光船である。理由は客引きギャルのテンガロンハットがキュートだったから。このサイトには割引券と運行状況などが書いてあるので、もし知床に行くなら要チェックである。クルーザーは12人乗りで、景色を楽しむなら厚着をして上に乗るに限る。上のデッキは限定3名で先着順である。カムイワッカの滝まで行って戻る便もあるが、どうせなら、往復3時間の知床岬まで行って帰ってくるツアーがお勧めである。他のツアーでは、密かに知床岬に上陸するという噂もあるが、真相は定かではない。

噂通りに大型観光船が近付けない岩壁すれすれのコースをクルーザーは進む。海岸沿いに定置網があるため大型観光船は、海岸にあまり近付けないのだ。大小さまざまな滝、そして奇岩などを眺めながら、クルーザーは進んだ。するとヒグマ発見! これはラッキーである。しかも親子で4頭もいる。さらにこのあとでイルカにも遭遇した。また、知床岬からは北方領土もうっすらと見えた。これが全部見られる確率は10%ぐらいではないだろうか。天気も相変わらず快晴だし、今年はラッキーである。

←海面に直接流れ込む滝。この辺りまで来ると定置網を管理している漁師以外は誰も来ない秘境である
←海面に現れたイルカ、もしかするとシャチかもしれない。こんな寒い海にもイルカがいたなんて知らなかった!
←うっすらと見えた北方領土、画像ではわからないかもしれない。右端に見えるのが知床岬だ
片道90分で知床岬が見えてくる。往復150kmの長旅だが、クルーザーは結構速い。時間がかかるのは観光ポイントで止まったりしているからで、本気を出せばもっと速いに違いない。その証拠に帰りは飛ばしたので行きより速かった。知床岬は知床岳経由で登山者しか来ることのできない場所である。現在は登山者であっても公式的には立入禁止だ。それをお手軽に見られるのは海からだけ。その先にある国後半島も見えてきた。最果ての地に来た気分が味わえる。GPSを持ってきたので、軌跡もバッチリ記録されている。滝の位置なども表示してくれるので、GPSは退屈しのぎにも役に立つのだ。クルージングは8000円だったが充分にその価値はあると思う。割引券を使えば7200円だし。こうして世界遺産を先取りで楽しみ、今夜も夕陽の家でまったり過ごすのだ。

次回は、ホロカ温泉で神隠しに進む。