二輪魂

遙かなる高みを目指し、もがき苦しみながら
Monsterを走らせ続ける男の挽歌

第三輪 勲章

□コメント
Ferraiが限定解除試験に負けなかったちょっといい話
本格的に言いたいことを書いた1本目。この話を知らずにFerrariは語れない
自分的には好きな1本

□本文
今日のコラム(^^

大きいバイクに乗れる免許。それを「限定解除」と言っていた時代がある。今では「普通二輪免許」と言うのでしたっけ?

20年前、原付で2万km走り終えた私は既にバイクと言うものから離れられない体になっていた。そして限定解除に挑戦したものの事前審査を通らなかったと言う苦い思い出がある。

ぼろぼろのCB750Four、サスは死んでるし、空気圧はヘナヘナ、おまけにタンクに「砂」を入れ重くしてあり、メインスタンドのバネも無いバイクを路肩の5cmほどへこんだ溝に前輪を落としてスタンド掛けさせるのである。

腕立て伏せを1ヶ月続けても身長170cm体重52kgの私には出来なかった。。。(友人のCB750Fではできるのに・・)

白バイ隊の講習を受ければ事前審査免除になる制度はその時もあったが正攻法じゃない気がして受けなかった。
「俺は大きなバイクに乗れる資格がないのだと・・・」
心に小さな(いや大きな)傷が出来た。

あきらめて400ccの教習所通いで限定免許を取り、今では知る人もいないだろうHONDA CX-400 Customと言うバイクで15年走った。(驚いたことに今でもそのバイクは友人宅で現役である)

そうこうしている内にアメリカの圧力(規制緩和)により限定解除が教習所で手に入れることができると言う発表がされた。

その時私は喜ぶ反面、すこし嫌な思いを抱いた。何が嫌かと言うと「免許は欲しい、だが15年間負け犬のままで、金で解決する気か?」と自問自答の葛藤があったのだ。

そして法改正の半年前から原付で1時間かかる「大型バイクスクール」に通い、毎日の腕立て伏せと腹筋を開始。プッシュキャンセルウィンカーの操作も始めてであった(マジで)

試験は難しいと言われる埼玉の鴻巣試験場。1度落ちると予約待ちで1ヶ月は受けれない。そこで私は事前審査に「合格」した。そのあと、白バイ講習を2回受け、試験コースを歩きながらVTRに録画し、売店の平面図をもとにMac上でポリゴン(CG)の試験場を復元し、イメージトレーニングに励み、会社を休み(試験は平日のみである!)朝5時に起きて試験場へ。そして実に半年、7回目に念願の限定解除を手に入れた。(TT)

15年前のトラウマに打ち勝った。
時にFerrari、35歳の冬であった。

とあるBBSで「虎馬(トラウマ)」と言うハンドルで長年書き込んでいたそのハンドル名の由来はこういう訳だ。

私にとって、免許は「勲章」なのである。

ps.決して教習所上がりのライダーを見下している訳ではない。その点だけは勘違いして欲しくない。

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