二輪魂

遙かなる高みを目指し、もがき苦しみながら
Monsterを走らせ続ける男の挽歌

第四十五輪 夏の地図

□コメント
44話は執筆中、飛ばして45話になります。
ちと発作的に書きたかったので・・・・短い二輪魂ですがこんなんも「あり」です。

□本文
ブルーハーツが解散したのは1994年。
 ラジオの生放送中に「今後の予定は?」と聞かれてボーカルのヒロトが「解散です」と答え、DJがパニくった
 話はあまりにも有名だ。
 私も脳天直撃・・・・全身の力が抜けたのを覚えている。

 私が芸能人のFanクラブに入会したのは後にも先にもブルハしかない。
 会員証は今でも大切に保存している。

 翌年の1995年、ハイロウズ結成。ブルハから残ったのはボーカルのヒロトとギターのマーシーのみ。
 キーボードも残ったがあいつはブルハではない。と古いファンなら思うはずだ。

 ハイロウズ・・・ブルハの面影はかなり薄れたもののヒロト(ボーカル)の詩はNHK教育「朗読の時間」
 でも紹介さえれるほど身に刺さる詩が多い。
 (アカペラで朗読士がヒロトの詩を朗読するのには鳥肌もんで感激だった。ビデオ録画しそこねて痛恨!)

 思いつくままにFerrariの記憶から・・

 「生まれたからには生きてやる」
 「おろしたての戦車でぶっとばしてみたい」
 「戦闘機が買えるぐらいのはした金ならいらない」
 「どぶねずみみたいに美しくなりたい」
 「生きると言うことに命を賭けてみたい」
 「僕達を一人ぼっちにしてくれた大人達に感謝します」(←これは歌詞じゃないけど)
 「大人達にほめられるようなバカにはなりたくない」
 「どこかのエライ人がTVでしゃべってる「今の若い人には個性がなさすぎる」
  ぼくらはそれを見て一同大笑い、個性があればあるでたたき潰すくせに」
 「はっきりさせなくてもいい、あやふやななまんまでいい、僕達はなんとなく幸せになるんだ」
 「なるべく小さな幸せとなるべく小さな不幸せ、なるべくいっぱい集めよう」
 「運動場の片隅で悪魔を育てよう」
 「学校の朝の朝礼で、手首を噛み切った」
 「即死!即死!即死!即死!即死で頼むぜ!」
 「チェルノブイリには行きたくねぇ、あの子とキスをしたいだけ」
 「世界中に定められたどんな記念日なんかより、あなたが生きている今日は どんなに素晴らしいだろう
  世界中に建てられてるどんな記念碑なんかより、あなたが生きている今日は どんなに意味があるだろう」
 「人間はみんな弱いけど夢は必ず叶うんだ 瞳の奥に眠りかけた くじけない心
  今にも目からこぼれそうな涙の理由が言えません
  今日も明日もあさっても何かを捜すでしょう」
 「誰かに金を貸してた気がする そんなことはもうどうでもいいのだ」
  ・
  ・
  ・もっともっといっぱいあるけど・・・二輪魂の原点かも知れない。ブルハは。。。。



 2002年8月26日 午後20時23分。
 営業車を転がしながら一人で吉野屋へ向かう途中。
 広島FMからいい歌が流れた。

 バイク乗りの詩だった。

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オバケが出そうな夜の教室で
雨がやむのを待ちながら、僕らは作戦会議。
行きたいところがたくさんあって困るよ
どんなに遠くてもかまわないよ

昨日は読むもの、明日は書くもの
昨日は読むもの、明日は書くもの

夕立に濡れたオートバイで走り出し
海が見える頃、ガソリンタンクは軽くなる
世界が止まったように見えたその時に
最高速を記録する
切り開くというよりは、切り裂くという感じ
切り開くというよりは、切り裂くという感じ

すべての季節が過ぎ去っても、僕は夏のまま
宝物の地図、胸のポケットに入ったまま

切り開くというよりは、切り裂くという感じ
切り開くというよりは、切り裂くという感じ

オバケが出そうな夜の教室で
目的地までの正確な地図をノートに書いた
失くすなよ、失くしちゃダメだよ
必ず一度は道に迷うから
幻はぼんやり見える、夢ははっきり見える
幻はぼんやり見える、夢ははっきり見える

すべての季節が過ぎ去っても、僕は夏のまま
宝物の地図、胸のポケットに入ったまま

6月と9月にはさまれたのが夏じゃない
宝物の地図、胸のポケットに入ったなら

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 私は吉野家の駐車場で車から降りることができなかった。
 その曲を聞き終わるまで待っていた。



 大盛り卵付きを食べながら思う。
 あの曲はだれだろう?ヒロトか?ハイロウズの新曲か?

 事務所に戻り広島FMのページを開く。この放送局では流した曲を時系列で公開しているので
 何時何分に聞いたか?さえ覚えていれば検索することができることは知っていた。
 「2002年8月26日 午後20時23分。」と記憶したのはそのためだ。
 
 その曲。やっぱりヒロトだった。題名は「夏の地図」
 1998年 ハイロウズ3rdアルバム「ロブスター」の最後に収録されてる曲だった。
 ブルハのアルバム、シングルは全て買い揃えてる私でもハイロウズのアルバムは全て買ってない。

 新曲かと思ったら4年も前の曲だ。
 やっぱアイツの詩は染みるなぁ・・・・・・・



 奇(く)しくも私が6年前に大型二輪免許に挑戦中。Mr.バイクの記事をみて驚いたことを思い出す。

 それはヒロトが(ヒロトも)、「でかいバイクに乗りたい」と大型免許スクールに通っていると言う記事
 だった。(教習所ではなく一発試験向きの「スクール」だ)

 おぃおぃ、大型なめんじゃねぇぞ、と思って読んでたが内心なんかすごく嬉しかった。と言うより
 挫折するかも知れない自分の励みになった。
 「あのヒロトが今、俺といっしょに大型バイクを練習してる・・・」「負けられない」と。
 
 その後の記事でヒロトの合格を知ることは無かったがきっと大型免許を取り、そしてバイク
 にのり、そして「夏の地図」って詩が生まれたんだと思った。時期的にぴったりだ。

 ヒロトが二輪を歌うとこうなるのか・・・・
 やっぱすげぇや、アイツ、めちゃめちゃカッコイイ。

 「昨日は読むもの、明日は書くもの」

  なんて言葉普通出ねぇよ(^^;

 ロブスター・・・・買わないとなんねぇな。

/=== 95'M900BlackFerrariDESMO DUE 2002.08.26 28300km & LEGACY B4(BE5C) 6600km ===/
 ps.著作権の関係で歌詞無断引用はNGのはず。製本化してもこの話は墨塗りになるかもしれません(笑)

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